飛行機で誰もがお世話になるCAは、接客業だけが仕事ではありません

世界中どこでも、旅客機に乗れば必ずCA(キャビンアテンダント=客室乗務員)のお世話になります。座席の案内にはじまり、荷物の収納を手伝ってくれたり、機内食を配ったり、免税品の販売をしたりと、多くは乗客の接客業務が中心です。緊急時避難の誘導など保安要員としての仕事もありますが、実際はシートベルトの着脱、救命胴衣の付け方のデモンストレーションくらいしか目にすることはないでしょう。先日乗った飛行機で、普段は見ることのないCAの姿を見ることができました。

飛行機のキャビン・アテンダントは何かと頼りになる存在。でも自衛策は必要です。 飛行機のキャビン・アテンダントは何かと頼りになる存在。でも自衛策は必要です。

機内での緊急事態に初めて遭遇

カナダから日本に戻る途中の、太平洋上の機内で、筆者が遭遇した出来事です。約12時間のフライトの6時間くらいが経過した時のこと、通路を挟んで隣に座っていた外国人の男性が、突然シートから崩れ落ちるように倒れてしまいました。機内は騒然。何人ものCAが集まってきて、救護措置が始まりました。同時に機内には、医師や医療関係者の協力を求めるアナウンスが。すぐ隣で見ている筆者はオロオロするだけでしたが、倒れた人に英語で呼びかけるCA、心音や脈を確認するCA、AEDを用意するCAなど、皆テキパキと職務をこなします。

看護師さんが登場し、倒れた人は何とか回復

乗客のなかにいた看護師さんが救護に協力することになり、その方が細かな指示をCAに与えます。そうこうするうちに、倒れた人は意識を回復したようで、看護師の方に心臓に持病があることや薬が鞄に入っていることなどを伝えることができたようです。騒動は2時間ほどで収まりましたが、その間のCAの仕事ぶりは、日頃にこやかに接客している姿とはだいぶ違っていました。日本の航空会社のフライトで、倒れた乗客は外国人。協力してくれた看護師の方も日本人ではなかったのですが、日頃の訓練の賜物でしょうか、落ち着いて事に当たっていた姿は、とても印象的でした。

もし自分が救護される立場になったら

これまでそんなことは考えたこともありませんでしたが、その光景を見て、もし外国の航空会社のフライトで移動中に自分が救護される立場になったらどうなるだろう、と想像しました。幸い今のところ持病はありませんが、持病がある人なら、少なくても英語で自分の病気の説明ができる、あるいは説明した紙を身に付けるようにする必要があるでしょう。もちろん健康な人だって、突然おかしくなることもあるでしょう。飛行機に乗る前にはしっかり体調を整えるようにしたいものです。