安くて便利なマルシュルートゥカ

ロシアにはタクシーでもバスとも少し違う、便利な交通機関があります。それが「マルシュルートゥカ」です。黄色、あるいは白の10人ほどが乗れるミニバンのことで、街の至る所を走っています。運賃は都市によって差があるようですが、どこまで乗っても定額で、決まったルートを行き来しています。通常のバス料金よりもわずかに高いのですが、何より本数が多く、バスより速いので大変便利です。

ロシアの移動は黄色いミニバン、マルシュルートゥカにおまかせ! ロシアの移動は黄色いミニバン、マルシュルートゥカにおまかせ!

ルートは事前に確認が必須!

乗り方は少し変わっていますが、慣れれば問題なく使いこなせるでしょう。マルシュルートゥカにはフロントガラスなどに番号が貼ってあります。これは、そのマルシュルートゥカが通るルートを示しています。まずは目的地を通るマルシュルートゥカの番号を調べるなり人に聞くなりして、事前に知っておきます。バスにも番号がありますが、バスとマルシュルートゥカは同じ番号でもルートは全く別物です。私は知らずに乗り続け、人の姿も見当たらない荒れ野に行き着いたことがあります。ご注意を。

バス並みの安さでタクシー並みの便利さ!

次に、いよいよ乗車です。マルシュルートゥカは主にバス停付近やお店の前で停まりますが、何もない道端でも、タクシーをつかまえるように手を軽く前に出すとよく停まってくれます。そこも便利なところですね。乗った時に、自分が降ろしてもらう所をドライバーに告げたらひと安心です。ドアを開けてみると全席埋まっている、ということもありますが、狭いスペースを使って立ち乗りもできるので、急ぎの時は乗り込んでしまいましょう。ただし、車内が超満員の時には、たとえバス停でもマルシュルートゥカは停まらずに通過します。

支払いは赤の他人を経由!?

面白いのが料金の払い方です。人が乗った後すぐにドライバーは運転を再開するので、まずは席に着かなければなりません。そこで助手席やドライバーから近い席なら、運転中のドライバーに直接に運賃を手渡しします。運転しながら勘定するドライバーの器用さに驚かされます。奥の席に座る場合は、ドライバーに近い席に座っている人にお金を預けて渡してもらいます。おつりも同様に、中間に座っている人を経由します。逆に自分が間に座ることになったら、他人から急にお金を渡されても動揺せずにドライバーに渡しましょう。事務的ではありますが、現地の人と関われる体験はちょっとワクワクしますね。目的地に着いたらドライバーに「スパシーバ(ありがとう)!」と言ってお別れしましょう。