船内の様子はどんな感じ?

船の共同のトイレ、シャワーは男女別に、一階(おもに車や大型荷物のスペース)と二階にそれぞれ数か所ずつあります。きれいとはいえませんが汚くもありません。時間はあるので、どちらも混みあうということはありませんでした。シャワールームにはフックがあるので、コンビニ袋などを持参して服を濡れないようにひっかけておくといいでしょう。その他に船尾に洗面台がふたつ、携帯の充電用などのコンセントスペースなどがあります。三階の甲板脇には売店があり、水やビール、スナック、カップラーメンなどを販売しています。

ヒマなのもぜいたく? マナウスからサンタレンまでアマゾン川30時間の船旅 その3 ヒマなのもぜいたく? マナウスからサンタレンまでアマゾン川30時間の船旅 その3

とうとう船がマナウスを出発

さあ、そろそろ出航の時間です。マナウスの桟橋に店を開いている食べ物のスタンドは大繁盛です。ここでジュージューと肉や魚を店頭で焼いている店がありました。私は他の乗客を見習って、テイクアウト用の弁当にしてもらいました。大きな魚の切り身がふたつご飯の上に乗り、豆や生野菜も添えられたボリュームたっぷりのものが8レアル(約400円)。ちなみに私はこれを昼に食べきることができず、半分を夕飯に回しました(笑)。正午を過ぎたころ、船は静かに埠頭を離れました。

最初はなかなか町が遠ざからない

「とりあえず大河アマゾンの景色を見たい」ということで荷物を部屋に残し、三階の半オープンデッキに上ります。マナウスの町が少しずつ遠ざかっていきます。船のスピードはとてもゆっくりです。まだ、ボートツアーで行ったことがあるエリアです。あまりゆっくりなので、一度、船室に戻り昼食。ビールを飲んで少しくつろいで三階の甲板に上がると、まだマナウスの町が見えました(笑)。こんなに遅いのかなあ、と思っていると、出航してから一時間ほどしてエンジン音が変わり、ようやく船はスピードアップし始めました。

やがてアマゾン川の雄大な景色が

午後は、基本的には甲板と船室の往復で気分を換えました。どこまでもさえぎるもののない青い空が続き、両脇にはアマゾンの川岸が延々と続きます。増水期なので、きっといつもより川幅が広くなっているのでしょう。想像を超えるスケールです。ただし、ときおり川岸にぽつんと家が建っていたり、集落があったりするのをのぞけば、景色はたいして変わり映えしません。しかし私はかなりの解放感に包まれていました。こんな風景を見ながら旅ができるのですから、ぜいたくといっていいでしょう。(その4に続く)