出国カウンターで搭乗拒否!?

『フライトに間に合わなかった悲劇シリーズ』久々の更新です。バルセロナの深夜2時、突然携帯が鳴りました。こんな時間に何だろうと出てみると、その日の夜バルセロナに到着する予定のお客様の声。「成田空港のチェックインカウンターにいるんですが、パスポートの残存期間が足りなくて、航空会社から搭乗拒否されているんです。どうしたらいいですか」と、一気に眠気も吹っ飛ぶ問い合わせでした。そのお客様のスペインでの旅程は予めすべて手配済みです。ど、どうしましょう!?

パスポートの有効期限に注意-フライトに間に合わなかった悲劇 その5- パスポートの有効期限に注意-フライトに間に合わなかった悲劇 その5-

パスポートの残存期間が足りない

お客様のパスポートの有効期限は、その日(出国日)から2か月先でした。スペインでの旅行は1週間なので、帰国は有効期限に十分間に合います。しかし、そのお客様が予約したKLMオランダ航空でバルセロナに来る場合、パスポートの審査を受けるのはアムステルダムになります。オランダを含むシェンゲン圏(シェンゲン協定が適用されるヨーロッパの国々)では、入国の際に『有効期間がシェンゲン領域国からの出国予定日から3か月以上残っており、かつ、10年以内に発効されたパスポートを所持している必要がある』と定められています。

最悪の事態、旅行は中止

ということは、今回のスペイン旅行の帰国日から3か月以上のパスポートの残存期間が必要になるわけです。残存期間があと2か月しかないこのお客様は、シェンゲン協定に反することになるのですね。「帰国の航空券ももう持っているので、かならずその日にシェンゲン領域から出ます」とチェックインカウンターで言ってもらいましたが、やはりダメでした。そのお客様はご家族と一緒のスペイン旅行のご予定でしたが、結局その方だけが旅行を取りやめ、ご家族は予定通りバルセロナにいらっしゃるという結果になりました。

パスポートの有効期限を確かめて

必要なパスポートの残存期間というのは、国によって異なります。たとえば、シンガポールは出国時プラス6か月以上必要です。一方、イギリスは帰国時まで有効ならOKです。パスポートの有効期限が迫っている場合は、旅行先の国の必要条件を必ず事前に調べてください。私は仕事上国外に出ることが多いので、残存期限が半年を切ったら更新するようにしています。チェックイン時にわかって旅行自体キャンセルせざるを得ないなんて、あまりにも辛すぎますよね。現地で手配したお金もキャンセルできないことが多いです。パスポートの有効期限、みなさんももう一度見直してみてください。