- 菅沼佐和子
- 東京在住。おもに旅行ガイドブックの「地球の歩き方」シリーズや、女性向けガイドブック「ことりっぷ」などの取材、撮影、執筆を行っている。インドや中国、ヨーロッパの取材が多いが、なかでもインドは近年プライベートでもよく訪れているお気に入りの国。
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海外旅行に持っていくなら、どの国でも使えるマルチ変換プラグがおすすめ
今や旅先に電気製品を持参しない人はめったにいないでしょう。デジタルカメラをはじめ、携帯電話やパソコン、タブレット、電子辞書など、海外旅行で役立つ電気製品の種類は豊富です。そこで、旅先で必要となってくるのが充電。電圧に関しては「100-240V対応型」であれば心配不要ですが、現地のコンセントにうまく挿すことができるかを不安に思う人は少なくないはず。世界には細かく分けて17のプラグ形状があり、複数のタイプを併用する国もあります。何を持っていくか迷ったときは、マルチ変換プラグの購入をおすすめします。
マルチ変換プラグとは、海外のさまざまなタイプのコンセント形状に対応できるプラグのこと。丸ピン(2本ピンと3本ピンがある)や角ピン、平刃タイプがありますが、そのどれにも挿せる形になるものです。連続して複数の国を訪れる場合や、その国のプラグの形状がよく分からない場合には特に、持参すると重宝します。旅行のたびに訪問国のプラグの形状を調べたり、購入したりする必要もなくて楽ちん。一度に充電したい物が多い場合は、複数の差込口をもつマルチ変換プラグもあります。
各社からさまざまな商品が発売されていますが、金額的には2000円ほどの物が一般的。なかには600円程度の安い物もあります。コンセントに挿したまま忘れてしまいがちなので、白や黒ではなく目につきやすい色のものを選ぶといいでしょう。形もさまざまですが、使いやすそうか、かさばらないか、パーツが分かれて紛失しやすかったりしないかをチェックして選びましょう。小さいながらもなくしたときは非常に困る道具のひとつですが、1つしかないという緊張感ゆえか、私は3年以上続いた世界旅行の間に一度も忘れることなく、11年前に購入した物を今でも使っています。
もちろんマルチ変換プラグが絶対的にいい、というわけではありません。同じ国ばかりを何度も訪れる場合や、1ヵ所に長期間滞在する場合は、現地のプラグ形状を調べて専用の変換プラグをいくつも購入して行くほうがいいでしょう。また、日本と同じ形状のプラグが挿せる国では、そもそも変換プラグを持っていく必要すらありません。その点だけは出発前に調べておけば、無駄な買い物をしたり荷物を増やしたりしないで済むはずです。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2013/09/02)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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