インドの町中で両替するには

インドでの両替は両替所、銀行、ホテルなどでできます。レートがいいのも一般的にはこの順です。また、ライセンスを取った旅行会社が両替所を兼ねることもあり、ホテル街では表にレート表を出している旅行会社もよく見かけます。レートは店によって異なりますが、基本的には国際空港があるようなゲートウエイ都市、外国人旅行者が多い都市ほどいいレートです。ただし表のレートを見て両替所に入っても、その通りのレートではないことがあります。「あれは昨日のレートだ」とか「100ドル両替しないとあのレートにならない」とか、結局は「200ドル両替すればレートはいくらにする」などという具合に、交渉になってしまうことが多いです。両替所は「Thomas Cook」のように名の知れた所もありますが、たいていレートがいいのは無名で、奥まった所にあるような店ですね。

米ドルは金額が大きい札のほうがレートがいい

アジア圏では珍しくありませんが、インドでは米ドルから両替するときのレートは、お札の種類によって異なることがあります。1、5、10ドル札が低く、50と100ドル札が高めに設定されています。細かい札の需要が少ないということなのでしょう。なぜだと思うかもしれませんが、ここではそういうものだと思うしかありません。

破れたお札がないかチェック

また両替時には、その場で受け取ったお札の枚数を絶対に数えてください。これは両替の鉄則で、とくにインドでは習慣になるくらいに、体で覚えて下さい。とくに一度立ち去ると戻って来にくい、“空港の両替所”が要注意です。枚数が足りないこと以外に気をつけなければならないのは、「使えないお札を紛れ込ませてくる」ことです。これはよくあります。インドではお札をホチキスで止めたりするので、お札の真ん中に穴が開いていることはふつうなのですが、「端が切れている」、「セロテープで補修した跡がある」お札は、受け取りを拒否されます。こうしたお札を受け取ってしまった人は、仕方なく誰かに渡す時に、こっそりこの札を紛れ込ますのです。まるでババ抜きですね(笑)。そして“ババ”を受け取ってくれそうな人を探すなら、事情を良く知らない外国人が一番でしょう。お札を数えているときに、怪しいお札があったら、それは迷わず突き返して下さい。相手も「やっぱりね」といった感じで、別のお札に替えてくれるはずです。

ニセ札も数は少ないが横行している

また、まれですが、インドではニセ札も流通しています。筆者は一度だけその500ルピー(約1000円)札を両替所で受け取ってしまい、ホテルで支払いのときに突き返されて気づきました。一見、本物と変わらないように見えますが、よく見ると印刷が甘いんですよね。でも、これは外国人には見分けるのが難しいでしょう。