日本人にはいつまでたっても難しいチップの額

日本人にはいつまでたってもわからない難しいもの、それがチップです。どうも日本人は「メンツと相場感」を気にしすぎるようで、人より多く払ったり少なく払ったりするのが嫌ですよね。私もそのうちのひとりですが(笑)、かつて添乗員をしていたときに「添乗員さん、こんな場合はいくらチップを払ったほうがいいんでしょうか?」とお客さんに聞かれて答えると、みなさんその通りに払っていました。「自分に選択肢がある」のは日本人にとってはいいことではないのでしょう。

東南アジアでもチップはいるの? タイやインドネシアの場合は? 東南アジアでもチップはいるの? タイやインドネシアの場合は?

アジアでチップは必要か

さて、アメリカのように「15%が目安」のようにハッキリしていないのがアジアです。もともとチップの習慣がなかい国がほとんどなので、外国人が泊まったり食べたりするような場所でのみ、チップが必要という国もあります。なので「アジア」とまとめて話すのもかなり大雑把な話ですが、基本的なことは言えます。「外国人に接する職業をしている人は、過去にチップをもらったことがある人が多いし、また期待もしている」。そして「チップをもらってイヤな人はない。常識外の小額でなければ」、ということです。

東南アジアの場合はいくらぐらいが目安?

たとえばタイやインドネシアといった東南アジアの国々では、基本的にはチップは不要です。しかし、日本人旅行者はたとえ日本ではふつうの暮らしをしていても、彼らからすれば裕福に見えます。そこで、個人的に何かしてもらった場合は、チップをあげたほうがいいです。この「個人的なこと」ですが、日本と少々異なります。たとえば、荷物を運んでくれるベルボーイやルームサービスを利用した時のように、エクストラで用を頼んだ時や、マッサージやエステ、ツアーガイドなどある程度パーソナルな時間を一緒に過ごすような場合です。金額はその場所のランクや仕事具合にもよりますが、最低でも日本円にして50〜100円程度の現地通貨は払うようにしましょう。あまり少な過ぎても、もらったほうが困ってしまいます。個人的に付いたガイドの場合は、1日なら最低500円以上相当のチップを渡すのが常識です。

チップ用の小額紙幣がないときは

レストランなら、さりげなく他のお客さんの支払いを見るのもひとつの手です。外国ではファストフードでない限り、レストランの支払いは席でしますから、お釣りを受け取った他のお客さんが、テーブルにお金を残しているかどうかですね。で、置くならなるべくコインではなく、紙幣にしましょう。コインをジャラジャラ置くのは、あまりかっこいいものではありません。では、チップに相当する小額紙幣がなかったらどうしたらいいでしょうか? たとえばホテルにチェックインした時に、荷物を運ぶベルボーイへ渡す分がないときは、フロントで崩しています。お札を渡して「細かくしてくれ」と言えば、何に使うかだいたい雰囲気でわかってくれます。別に恥ずかしくはないし、渡せないよりはいいと思います。レストランの場合、お釣りをさらに崩してもらうこともあります。