- 吉田 久美子
- スペイン(バルセロナ)在住。秘境・辺境、苦難を伴う旅が好きな、ヘタレなアウトドア派です。旅した国は80か国以上。世界のお酒と居酒屋をこよなく愛し、現在はガイドとして、日本のお客様にスペインのバル文化の素晴らしさをお伝えすべく、連日連夜バルを渡り歩いています。モットーは『人生は旅なのだ!!』です。
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スペイン旅行のためのお金、なにを持っていくのがベスト?−ユーロの支払いと両替について
スペイン旅行、お金は何をどのようにして持っていけばいいのか、考えてしまいますね。スペイン人やヨーロッパの人たちはクレジットカードを多用し、大量の現金を持ち歩くようなことはしません。一方、日本人は現金を多く持っていると思われてスリや泥棒に狙われがちです。現金は最小限にし、使える場所ではクレジットカードを優先して使うようにしましょう。現金の入った財布とクレジットカードは分けて持つといいと思います。
円からユーロへの現金の両替は、日本の銀行の方が断然レートがいいです。日本の銀行のレートに比べると、スペインに限らずヨーロッパでは円のレートはよくありません。微調整のためにちょっと1000円くらい替えるならいいですが、まとまった金額を替える場合は日本で済ませてきましょう。その際には、できるだけ紙幣は50ユーロより小さいものにしてもらってください。100ユーロ札は受け取ってもらえないところが多いです。また、日本の空港で出発前に慌てて両替して、替えたユーロをそっくりそのまま財布に入れてくるのはやめたほうがいいでしょう。
盗られても再発行してもらえるトラベラーズチェックは現金より安全に思えますが、使い勝手を考えるとお勧めできません。ユーロ建てのトラベラーズチェックでも、スペインでは一般には流通していないので利用できるところがほとんどないので、わざわざ銀行でユーロの現金に換えねばならず、手数料もかかってしまいます。ですから、主にクレジットカードで支払い、タクシーやバルなど現金しか使えないところやチップの分だけ現金を持っていればいいと思います。しつこいようですが両替した現金をすべて観光中に持ち歩くのは安全のためにも、やめましょう。
スペイン滞在中に現金が足りなくなったら、クレジットカードによるキャッシング(ATMから現地通貨を引き出す)をおすすめします。円の現金を両替所で替えるよりもレートがいいくらいですし、帰国後にすぐにクレジット会社に連絡して返済すれば金利も少なくて済むのでさらにお得です。観光地なら街中どこにでもATMがあるし、24時間いつでも必要な分だけ下ろせるのでとても便利だと思います。4桁のカードの暗証番号が必要なのでお忘れないように。下ろすときは周囲に怪しい人がいないか確認し、下ろしたらきちんととお金とカードをしまってからその場を去るようにしましょう。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2013/09/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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