見ればわかる大都市の治安状況

アメリカには、ひとつの街のなかで、通りを挟んでガラッと雰囲気が変ってしまうところがあります。治安のよいところと、悪いところがはっきりしているわけです。地方都市ではほとんど問題ないですが、大都市では、こういった治安のあまりよくないところにグレイハウンドのターミナルがあることが多いようです。バスの車内で犯罪に遭うことは、ほとんどないようですが、バスターミナルのロケーションのせいで、「バスは危なそう……」というイメージになってしまったのでしょう。

危ないイメージがあるアメリカの夜行バスですが注意すれば大丈夫。普段着のアメリカが見られる絶好のチャンス 危ないイメージがあるアメリカの夜行バスですが注意すれば大丈夫。普段着のアメリカが見られる絶好のチャンス

明るいうちに行動すれば怖いことはない

とはいえ、普通のアメリカ人も大勢利用しているバスですから、明るい時間で、人通りが多いターミナルの周辺で危険なことはまずありません。なので目的地に着く時間を確認して、もし早朝の暗い時間に着いてしまったら、明るくなるまでターミナルの建物の中に留まるようすれば安全です。出発するときも、なるべく明るいうちにターミナルに着けるようにすれば、危険を避けることができます。

快適にバスで過ごすには

水平リクライニングシート付きの、日本の豪華な夜行バスと比較してしまうと見劣りしますが、だいたい50人乗りで、通路を挟んで左右2席ずつの配置された座席は、大柄なアメリカ人が長時間座っても問題ないくらい余裕があります。また路線にもよりますが、座席が満席になることはあまりないので、2人分の座席をひとりで使えば、さらに快適度がUPします。追加料金で事前に席を予約するサービスもありますが、基本的にバスは自由席なので、始発のバスを利用する場合は、出発時間より早めに行って並んでいれば、好きなところに座ることができます。

座るところでも快適度が違う

ねらい目は運転手のうしろ3〜5列目あたり。若者のグループ(たいてい騒がしい)は後方の席に座りたがるし、トイレが車両の後方についているので、後ろのほうは落ち着きません。ドライバーの近くなら、より安全ですし、前方の窓の景色も見られるという利点もあります。大きな荷物はバスの横の荷物入れに預けるので、貴重品と身の回りのものだけ持って乗り込みます。車内の冷房はキツイので、必ず羽織るものを用意しておきましょう。またペットボトルの水や食べ物もあるとよいでしょう。最近は無料のWifiにアクセスできる車両も登場し、より快適で便利になったグレイハウンドバス。普段着のアメリカに触れられる、ツアーでは味わえないバスの旅は、時間に余裕のある人にはおすすめです。