英語を話す国でも、通じ具合に差があるのはなぜ?

同じ英語を母国語とする国なのに、オーストラリアやカナダより、アメリカを旅行中に英会話で困ったことがある人は意外に多いようです。特にファストフード店など、普通のレストランと比べれば、サービスの質がそれほど問題になることがない場所での受け答えに顕著に表れます。筆者はアメリカに2年ほど住んでいたことがあり、基本的に英語で困ることはないのですが、相手がちゃんと聞いてくれていないことに困惑することは、アメリカが一番多くあるような気がします。

英会話初心者にアドバイス! アメリカで、きちんと会話を成立させる秘訣はカタカナ英語にあり 英会話初心者にアドバイス! アメリカで、きちんと会話を成立させる秘訣はカタカナ英語にあり

コーラを頼んでコーヒーが出てくる不思議

どうもアメリカ人のなかには、世の中すべての人が英語が話せて当たり前と思っている人がいるようで、相手が外国人で、英語の能力が乏しいにも関わらず、普通にコミュニケーションをとろうとします。たとえば私の友人に「ファストフード店でコーラを頼むと、なぜかいつもコーヒーがでてくるのよね」言っている人がいます。発音の悪い友人の「コーク、プリーズ」の“コ”の音だけ聞いて、勝手に「コーヒー」の注文だと思うのでしょう。きっと相手の英語が拙いとは考えていないのです。

カタカナ英語のほうが、かえって通じることがある

この話を、英語が苦手だというアメリカ駐在員の奥さんにしたところ、「あら、私はいつも“コカ・コーラちょうだい!”と日本語でいうと、必ずコーラがでてくるわよ」と発言。物怖じしないその人の態度が功を奏しているか、相手が「英語以外を喋っている!」と思って、注意して聞いてくれるのか、そのへんのところはわかりませんが、ヘタでも英語を喋ろうとしている人より、最初から日本語で言った人のほうが、(コーラについては)確実に欲しいものをゲットしているようです。

和製英語は無理だけど、カタカナ英語は案外いける?

もちろんこのことだけで「英語の発音練習は無駄!」と考えるのは早計ですが、アメリカでは「ちょっと英語が喋れる」だけで、「不自由なく英語ができる」と思われてしまうことが現実にあるのです。和製英語はいくら言っても通じませんが、カタカナ英語で話すと、「英語に不自由している人」と思われて、かえってこちらが喋る言葉を注意して聞いてくれるようになるかもしれません。