知らない人に声をかけられても驚かないで

「フレンドリーな人はどこの国が多い?」という質問に、「アメリカ」と答える人は多いでしょう。実際アメリカを旅すると、知らないもの同士でも、目が合うと声をかけてくる人が多いことに気が付きます。声をかけるといっても、ひとこと「Hi!」と言うだけか、黙ってニコッと微笑んでくれたりする人がほとんどですが、初めての街を歩いているときに声をかけられると、その土地に受け入れられたような気がして、ちょっといい気分になってしまいます。

アメリカでは、エレベーターに乗り合わせた見知らぬもの同士でもあいさつするのが普通? アメリカでは、エレベーターに乗り合わせた見知らぬもの同士でもあいさつするのが普通?

お国柄が現れるエレベーターの中

それを如実に感じるのがエレベーターの中。閉じ込められた空間で黙っていることが耐えられない人が多いのか、理由は分かりませんが、ヨーロッパやアジアの国より、アメリカのホテルでエレベーターにひとりで乗っていると、話しかけられることが多い気がします。「人種のるつぼ」と言われ、様々なバックグラウンドを持った移民により国が大きくなったアメリカでは、言葉に出さないと意思疎通が図れないと、DNAに刷り込まれているのでしょう。「以心伝心」とか「あうんの呼吸」とか、言葉なしのコミュニケーションの伝統がある日本との違いをはっきり感じます。

「郷に入りては郷に従う」ほうが旅は楽しい

まあ、DNAなんて大げさなものではなく、ただの習慣なのでしょう。もちろん、そこから会話が弾むことはまずないし、話しかけられたのに黙っていても、ケンカになるわけではありません。適当に相槌を打っていればいいだけで、会話力も必要ないでしょう。でもそれにより、ちょっと気分はよくなるし、気さくなアメリカ人の気質に触れることができます。また、ニューヨークでは誰もが押し黙っていたのに、地方のホテルのエレベータでは、おばちゃんが親しげに話かけてきたなど、なんとなくアメリカの地域性も知ることができる気がします。

自分からも積極的に声をかけてみたい

日本でもハイキングに行けば、見知らぬ者同士でも山の中では自然と「こんにちは!」と声をかけ合うようになります。同じようにアメリカをしばらく旅をしていると、知らない人同士でも挨拶を交わすことが自然に思われるようになってきます。挨拶はコミュニケーションの基本。声をかけ合って不快になることはありません。「Hi!」でも「Good Morning!」でもなんでもいいので、相手が声をかけてこなくても、自分から積極的に声をかけてみましょう。さらに旅が楽しくなってくるでしょう。