持ち物リスト」の大半は同じだけど…

よくガイドブックに「旅の持ち物リスト」のページがありますが、みなさんはそれを読んで、実際に使っていますか? 私は仕事柄、あのページを作ったことが何回かあります。国が変わっても、また出版社が変わっても、そこに書かれている項目の7割はだいたい同じで変わらないといえるでしょう。2割は行く地域の特性に合わせたもので、ビーチリゾートなら「水着」や「日焼け止め」、ヨーロッパなら寒い所もあるので「防寒着」や「手袋」、熱帯なら「蚊取り線香」や「虫除け」などになります。では残りの1割は? それこそ書き手の経験や知識が反映されたものになるのです。

ガイドブックの持ち物リストはどうして決める? 個人旅行者に必要なものとは。その1 ガイドブックの持ち物リストはどうして決める? 個人旅行者に必要なものとは。その1

人によって重要度が異なる持ち物

とはいえ、ガイドブックは通常、ひとりで書いているものではありません。何人かのライターや取材者、編集者による共同作業です。誰かひとりでこの「旅の持ち物リスト」を書いたとしても、必ず第三者のチェックが入ります。「これはいらないんじゃない」「これが入っていないよ」「私はこれを必ず持って行くけど」…。そんな意見を受けたり、書き足しや差し替えがあったりして作られるのです。自分でも当たり前だと思っていた持ち物も、実は人によってはまったく不要だったり、荷物になるから自分は持って行かない物も、人によっては必携だったりすることがその時にわかることがあります。

この10年で変化したもの

「7割はだいたい同じ」と書きましたが、その「7割」も時代によって変化して行きます。10年前の必須項目と現在の必須項目は違うのです。たとえば、現在航空券はすべて「eチケット」化されていると思いますが、10年前はまた複写式だったと思います。だから忘れて空港へ行ってしまうと、大変なことになってしまいました。また、「トラベラーズチェック」も今は使う方はほとんどいないと思います。カメラのフィルムも今はほぼ使わないでしょう。携帯電話を持って行く人は、「目覚まし時計」や「電卓」は不要でしょう。逆に増えた項目では、「携帯電話」やPC、タブレットなどのメディアなどがあげられます。