スリが多く出没する場所

スリは世界中どこにでもいます。それも大都市、人が集まる所に集中しています。日本に長年暮らしていても、スリに遭う経験は少ないでしょうが、海外に出かければ自分が“目立つ外国人”ということもあり、その確率はグンと高くなります。スリが現れる場所は、1.公共交通機関内や駅 2.繁華街やバザール 3.人気の観光地、などが多いですね。とくに交通機関を使った移動中は、こちらに隙も多く、犯人も逃げやすいので、被害件数が多いと思います。まずは私が遭った例から話しましょう。

混雑する乗り物には要注意! ヨーロッパでスリ被害に遭わないための防犯対策その1 混雑する乗り物には要注意! ヨーロッパでスリ被害に遭わないための防犯対策その1

テルミニ駅からバチカンへのバスの中で

以前ローマで、1ヵ月間に2回スリに遭い、そのうち1回はカメラを盗まれたことがあります。ローマに着いた初日、まずは観光をしようとテルミニ駅からバチカンへ向かうバスに乗りました。観光客のお決まりのコースですね。車内は混んでいたので、仕方なく私は乗降口付近に立ちました。私を挟むようにイタリア人男性2人が前に立ち、ずっとおしゃべりをしています。バスがカーブに差しかかる度に車内は揺れ、体を押しつけられましたが、日本の地下鉄に慣れているのでさして不審に思いませんでした。さてバチカンに着き、サンピエトロ大聖堂でミケランジェロのピエタを撮ろうとしたところ…。ここでやっとカメラが無くなっていることに気づきました。

ローマの地下鉄の中で

その2週間後、ローマの地下鉄に乗り込んだところ、なぜか私の周りだけ人が密集していることに気づきました。両脇に男性がいて話をし、さらに私の正面には男性とは関係なさそうなOL風の女性が立っています。女性は途中でハンドバッグを手前に持ち上げ、私のポーチの前あたりを目隠しようとしました。私は「またか!」と思い、すぐ1歩脇へ移動すると、3人はそのコの字型のフォーメーションのまま動きます。あわてて、その車両から降りました。今度は早く気がついたので、何も盗られませんでしたが。このようにヨーロッパのスリは、チームで行動することが多いようです。(続く)