中国には鉄道の切符がとれない時期がある

飛行機であっと言う間につく旅もいいけれど、沿岸部の大都会から内陸の都市に向かって少しずつ変わっていく景色を見ながら進む火車(列車)の旅も良いものです。個人的に中国は火車旅行がおすすめですが、火車の長距離切符を取るのが至難の業の時期が、年に何度かあります。一番難しい時期はなんと言っても民族が大移動する旧正月。旧正月の2週間前から切符をとるのが難しくなり、新年の7日頃までほとんどの長距離列車の切符が売り切れです。ゴールデンウイークと国慶節の旅行シーズン、そして大学生の夏冬の帰省シーズンと、大学が始まる時期も火車の切符が取れない時期です。そう、火車の切符は意外ととれない時期が多いのです。

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夜行寝台バスは切符がとりやすい

運悪くこんな時に中国に行こうものなら、国内線の飛行機の料金はほとんどノーマル料金。しかも火車の切符は売り切れで、旅行者は途方にくれてしまいます。こんな時におすすめしたいのが寝台バスです。長距離バスターミナルや高速バスターミナルから出ていて、旧正月の大移動シーズン以外は買いやすく、毎日出ています。行く人が多い都市になると毎晩、毎夕数本、料金や出発時間によってクラスが異なる寝台バスが出ていて、本当に便利なのです。火車のように好きな時にトイレに行ったり、洗面所を使えないという難点はありますが、トイレ休憩もちゃんとあるので安心してくださいね。

寝台バスの中はどうなっているの?

さて、寝台バスの車内は幅の狭い一人用二段ベッドが通路を挟んで3列に並んでいます。大柄な人にはきついかもしれませんが、普通の体格の人なら快適です。完全に横になれるタイプと半寝台と呼ばれる背もたれがあるタイプがあり、完全に横になれるタイプのほうが料金は高めです。最近の夜行寝台バスは車内では土足厳禁で、床にはじゅうたんがひかれていて靴下や裸足で歩けるので清潔です。バスに乗るときに脱いだ靴はビニール袋に入れて、枕がわりの高くなっている部分の下が物入れになっているのでそこにいれたり、下段ベッドの下に入れたりできるので、靴が小さなベッドの一部を占領することもありません。

夜行寝台バスは旅ごころを刺激してくれる

寝台バスは夕方から夜に出発するものが多く、なかなか景色を見ることはできないのが残念なのですが、バスの中で少しずつ明るくなっていく見知らぬ町を眺めているのも、目覚めるともう見知らぬ町についていて、ちょっと心細い気持ちがするのも旅ごころを刺激してくれます。高級ホテルとはいえませんが、動く格安ホテルと言った感じで寝台バスの旅はおすすめですよ。