そもそも画素数って何?

デジタル写真の大きさを示す時に「ピクセル寸法」という言葉を使います。ひとつの写真のなかにどれくらいの数のピクセル(色の情報を持った点)があるかを示すのが「ピクセル寸法」であり、タテとヨコにそれぞれ何個の点が並んでいるかで表示します。写真サイズが「3264×2448」であれば、この積である「7,990,272」がピクセル寸法。通常はこんな細かな数字を出さず、「800万」と示しています。画素数とは、このピクセル寸法のことで、800万画素を持ったカメラなら、800万のピクセル寸法をもった写真が撮れるというわけです。

デジカメの性能は画素数だけで決まるわけではありません デジカメの性能は画素数だけで決まるわけではありません

同じ画素数でも写りが異なる一眼と携帯カメラ

画素数が多ければ、ピクセル寸法も多くなりますので、出来上がりの写真の大きさが同じなら、より解像度の高い(細部までクリアに写った)写真になります。
ならば画素数が大きいほど、高画質の写真が撮れると勘違いしてしまいますが、同じ1000万画素の携帯カメラで撮った写真と、1000万画素の一眼レフカメラで撮った写真を比べると、明らかに一眼レフカメラで撮影した写真のほうがきれいです。小さな画像で見る限り、それほど差がないように見えても、拡大してみると、その差は歴然です。

一番の違いは撮像素子の大きさ

デジカメで、昔のフィルムに相当するのが「撮像素子」と呼ばれる部分で、ここに光を当てて画像情報を取り込み、記録します。画素数1000万のカメラは、1000万個の撮像素子で画像を取り込むのですが、この撮像素子そのものの大きさがカメラによって違います。ここが重要なところで、1000万画素の一眼レフカメラの撮像素子の大きさ(面積)は、同じ1000万画素の携帯カメラの撮像素子の10倍以上あります。画素数は同じですから、単純にひとつの撮像素子の面積が10倍以上あるということ。取り込める情報量が10倍以上あると言い換えてもいいでしょう。

画素数ではなく、目的によってカメラを選ぶ

誰もがカメラ(携帯を含め)を持つ昨今、写真をプリントしてアルバムに張って保存する人が、むしろ少数になっているのではないでしょうか。スライドショーで写真を眺めたり、サーバーにUPして公開したり、ブログやSNSにUPしたり、メールに添付して人に配ったり……。大きく引き伸ばした写真が欲しいなら高い解像度の写真が撮れるカメラがあるといいでしょうが、ブログにUPするのが目的なら、携帯カメラの写真で十分かもしれません。現在市販されているカメラなら、画素数にこだわらなくても、きれいな画像が撮れるはず。目的を考えてカメラを選びたいものです。