同じ時期でも、場所によって気候が異なる東南アジア

東南アジアの雨季と乾季のシーズンですが、地域によってまったく異なります。それをまちがえると「ビーチに行ったがずっと雨で、何で行ったのか自分でも意味不明だった」ということになります。私の友人も、「チケットが安いから」とプーケットに行き、ずっと雨で海に入ることはないまま帰ってきました。きちんと調べて、その時期はプーケットではなくインドネシアのバリ島へ行けば、毎日雨ということはほぼなかったでしょう。

雨季と乾季がある東南アジア。失敗しない場所選びは? マレー半島とアジアのビーチ編 雨季と乾季がある東南アジア。失敗しない場所選びは? マレー半島とアジアのビーチ編

マレー半島部の地域は少し異なる

インドシナ半島部ではおおむね、10〜3月が乾季、4〜9月が雨季ですが、タイの南部やマレーシアのマレー半島部は、半島の東と西で季節が変わります。アンダマン海側のプーケット島は4月の中旬に雨季入りし、それが11月中旬まで続きます。しかしタイ湾側のサムイ島は、他の地域が雨季明けした10〜12月が雨の多い時期になります。つまり、プーケットは12〜4月がベストシーズン、サムイは2〜9月が海を楽しめるシーズンとなります。ちなみにプーケットは、年間総雨量が2300ミリとかなり雨が多い地域。サムイは1600ミリ程度とタイでは平均的な値です。マレー半島をもっと南下したクアラルンプールやシンガポールは、3〜5月や10〜12月が雨が多いですが、他の月もそこそこ雨が多く、その差は2倍程度。なので、まあいつ行っても雨が多い地域といってもいいでしょう。この2都市は赤道に近いので、年間を通じて気温の変化はあまりありません。

島々が広がるインドネシアは?

一方、インドネシアが大半を占める、赤道上に東西に広がる島々はどうでしょう。バリをはじめとするこれらの地域では、インドシナ半東部と雨季と乾季が逆になり、雨季は11〜3月になります。したがってベストシーズンは乾季の4〜10月。またフィリピンのセブ島など、東南アジアの北のほうでは、乾季と雨季の差はあまりないのですが、台風の影響を受けるので6〜9月はニュースに気をつけたほうがいいでしょう。4〜10月がバリ、11〜3月がプーケットと、東南アジアのこの2つの地域では、雨季と乾季が逆と覚えておくと、旅行のプランが立てやすくなりますよ。