デリケートな楽器類の輸送について

海外でライブをする際に、やはり気になるのは楽器の輸送です。みなさんは、旅行をする際に受託手荷物の扱いを見たことがありますでしょうか? そもそも、なぜ頑丈な旅行用スーツケースが販売されているのかといえば、その扱いが雑なことが大きな理由です。投げたり、転がしたりは当たり前です。私は過去に、頑丈なスーツケースが凹んで返ってきたことがあります。スーツケースが凹むのですから、想像以上に雑に扱われているということなのでしょう。そんなところに、大事な楽器を預けるのは少々不安です。今回は、そんなデリケートな楽器を輸送する方法をご紹介します。

海外でライブをする際に注意したい! デリケートな楽器類の輸送 海外でライブをする際に注意したい! デリケートな楽器類の輸送

受託手荷物として輸送する方法

ひとつは、ハードケースに入れて預ける方法です。前述でもお伝えしている通り、受託荷物はかなり雑に扱われます。そのため、ハードケースに入れて預ける場合は、楽器本体の周りに隙間なく緩衝材を入れることが重要になります。通称"プチプチ"といわれる気泡緩衝材で、ギターやベースなどの楽器を巻きつけます。その際に、乾燥剤をケース内に入れることを忘れないようにしましょう。ハードケース内に隙間がないように入れたら、今度はハードケースもこの緩衝材で何重にも巻きます。これが最も安価で、可能な限り安全に楽器を輸送する方法です。

機内に持ち込んで輸送する方法

もうひとつは、楽器を機内に持ち込む方法です。前述でハードケース内に乾燥剤を忘れないようお伝えしましたが、受託手荷物の保管庫はマイナス50℃に到達します。そこから荷物を出し入れするため、どうしても結露などの危険性も出てきます。そのため、楽器を機内に持ち込むのが、最も楽器に負担をかけない輸送方法になります。しかし、楽器の大きさによっては、もう1席その楽器用に座席の予約を取る必要が出てきます。デリケートな楽器を受託手荷物として預けるか、機内に持ち込むか悩むところですね。これらを参考に、是非自分に合った楽器の輸送方法を模索してみて下さい。