ドミトリー生活からの解放

「帰国後、日本の素晴らしさを存分に味わえたら、旅は2度おいしい(前編)」からのつづきです。もし長期旅行をしていて、宿泊がホステルのドミトリーだった場合はどうでしょう。ドミトリーにはドミトリーならではの良さがたくさんありますが、不便な点も多くあります。そこから解放された喜びは、おおいに味わうべきですよね。自分だけの静かな空間があるありがたさ。夜、いつまでも明かりをつけていていいし、朝、誰かのアラームで起こされることもありません。洗面所やバスルームには自分の愛用品が並んでいて、すぐに使える快適さ。洗濯機はいつでも動かせ、食器は清潔で安心、ネット環境がいい、貴重品管理をしなくて済む、などキリがないくらい挙がります。それらを思えば、帰ってきてよかった、自分の家バンザイ!と多幸感に包まれますね。

運悪く、荒れ果てたドミトリーにいたあとなら、家に帰った喜びもひとしお 運悪く、荒れ果てたドミトリーにいたあとなら、家に帰った喜びもひとしお

飛行機の機内を自室に再現?

最後に番外編です。飛行機の窮屈さをバネに、幸福感を生み出す方法を考えてみました。いつもファーストクラスやビジネスクラスで移動されている方には無関係なテクですのでご了承くださいね。用意するのは、機内アナウンスの音源。ネットの動画サイトで見つけられます。私は旅行中の機内でICレコーダーに英語の機内アナウンスをいくつも録音しておき、日本に帰ってからそれをCDにまとめました。音源の準備ができたら部屋の明かりを暗くし、それを聞きながら自分のベッドに横になりましょう。機内にいる気分になってきましたね。

この寝床を機内の価値に換算すると…

このときに考えるのは、いつも乗っているエコノミークラスの座席のことです。長時間、座った姿勢で眠るのはつらいですよね。しかし横になって寝られるビジネスクラスは、料金が跳ね上がります。機上だと、「横になるだけで」多額のお金がかかるのです。そんなことをふまえて、空の上なら自分が寝ているこの空間は、一体どのくらいの価値があろうかと想像してみましょう。ファーストクラスでもこんな広いベッドでは寝られないだろう、これはそれ以上のクラス、縦に横に手を伸ばせ、ゴロゴロと寝返りを打てる超VIPのクラス…そう思うと、今この状態がとても贅沢なものに思えてきませんか。

海外に出てわかる、日本の良さ

海外旅行から戻ったあと、海外に行ったからこそわかる喜びがあれば、より幸せに過ごせます。旅が楽しすぎ、帰ってきて「抜け殻」のようにならぬよう、あえて日本の良さに目を向けてみたわけですが、そうすることで旅の深みも増してくる気がします。日本にいればいるほど、その価値が見えなくなってしまいがちですから、見えているときに書いておくのがコツです。旅行中と帰国直後に、ぜひ自分なりのリストを作ってみましょう。日常に戻って時間が経ち、平凡な毎日に退屈したときも、そのリストは役に立ちます。「次の旅まで待てない」、そんなときは読み返して今の幸せを見つめ直し、次回の旅を夢見てがんばりましょう!