出発エリアをに変更しました。
最上級のサービスを受けられるファーストクラス
ビジネスクラスのシートが高級化する中でも、ファーストクラスは最上位のサービスが提供される空間。1便あたり40席から60席以上あるビジネスクラスに対し、ファーストは4席から8席程度とごくわずかで、設定路線も日系の場合は10時間以上の欧米路線が中心です。シートやラウンジといったハードウエア面だけではなく、客室乗務員や地上係員による乗客を思いやった接客のように、数値化できないサービスに触れる機会が多いのもファーストクラスならでは。ビジネスクラスでも個室タイプが増える中、客室内そのものに落ち着きがあるのも、座席数が少ないファーストクラスの特徴と言えるでしょう。シートはビジネスクラスと似たようなシートでも、足もとまでゆったりしているといった、目立たないものの快適性に差が現れる違いがあります。コースで提供される機内食も、自分のペースで食べられるので、せわしさと無縁の機内です。
乗客ひとり1人にあったサービス
チェックインカウンターがもっともアクセスしやすい位置にあったり、保安検査も専用レーンが使用できるなど、極力ストレスなく手続きできるようになっています。ラウンジもファーストクラスやマイレージの最上位会員専用のものが用意され、すし職人が握るお寿司やその場で調理される料理が食べられ、ワインや日本酒も高級なものがそろえられています。バーテンダーがカクテルを提供したり、靴磨きサービスなど、人を介したサービスに注力する航空会社が目立ちます。海外では搭乗時に高級車による送迎がある会社もあり、出発から到着までをいかにストレスなく過ごせるかを重視しています。
フルフラットシートはほぼ標準装備といって過言ではなく、最近はビジネスクラスと同様、ドア付き個室タイプが増えています。1席あたりの空間にゆとりがあり、ビジネスクラスでは座面が2席分あっても足もとでは1席分にすぼまってしまうのが、ファーストクラスでは幅の広さが一定のため、広さをより実感できるレイアウトです。スマートフォンや書類などをしまう収納スペースが充実しており、各席にミニバーを備える航空会社も。最近では隣席とペアで使用できるタイプも登場しており、プライベートジェットに迫る豪華さになりつつあります。窓のシェードに電動タイプを採用する航空会社もあり、飛行機の機内であることを忘れさせる内装です。
個人用モニターは40インチを超えるものも登場しており、画面サイズが客室に設置できる限界に近づいているほど。4K対応モニターを採用し、高解像度コンテンツにも対応する航空会社も登場しており、ビジネスクラス以上にホームシアターを機内で再現したかのようなシートと言えます。ドアやパーティションで自席を囲えるので、自宅のようにくつろげます。テーブルは単に大きいだけではなく、しっかりした構造なので仕事をする際にもガタつきが気になることもなく、地上と同じように過ごせます。いかにして自宅やオフィスと同じような空間を再現するかを具現化したのがファーストクラスと言えます。一方で、中央席はパーティションを下げればペアでも利用できるようになっており、夫婦で豪華な旅に出るのもいいでしょう。
空の上でレストランを再現するべく、有名シェフとコラボしたコース料理やアラカルトメニューが食べられます。ワインや日本酒といったアルコール類も最上級のものがそろい、航空会社によりこだわる点の違いを見つけるのも楽しいものです。こうした食材の豪華さに目がいきがちですが、実際に乗ってよかったと感じるのは、自分のペースでコース料理を楽しめることでしょう。座席構成によっては、ビジネスクラスの10分の1しかないファーストクラスは、乗客と客室乗務員が1対1のサービス。同時に複数の乗客をケアしなければならないビジネスクラスとは、次元が異なる細やかなサービスを実感できます。
写真提供:Aviation Wire / 調査年月:2020年1月時点
航空会社の主な提携グループ(アライアンス)は「スターアライアンス」「ワンワールド」「スカイチーム」の3つ。 世界の主要航空会社は、ほとんどがこのどれかに加盟しています。同じ提携グループならマイレージが貯めやすいので、自分が使う航空会社と同じグループの航空会社がどこかを確認しましょう。
※2019年4月時点に運航しているアライアンス情報です。最新の情報は航空会社にご確認ください。
スターアライアンス
ワンワールド
スカイチーム
※表示価格はすべて燃油サーチャージ合算料金です。
この特集と一緒に見られている特集
他のテーマも見る